トンガをノートライで完勝!フランス戦もベストメンバーを
日本は5トライを挙げ、トンガを前半の2PGのみ、
ノートライに封じて勝利を収めた。
日本がトンガに勝ったのは、2011年の対戦以来、6年ぶり。
練習強度を上げていたとはいえ、あのエディジャパンでさえ
20-31で敗れていたトンガにノートライ完勝は、評価できる。
試合の入りで負けない、初めから獰猛に挑むことを示すためか、
試合前のトンガのウォークライである「シピタウ」の時には
ジャパンの選手が肩を組んでセンターライン付近まで詰め寄る姿が見られた。
その表れか、試合開始3分30秒でトライをとった。
大きな体格のトンガ選手に果敢にタックルする。
姫野の見事なジャッカル。
ラインアウトも良く合っていた。
得意のラインアウト➡モール➡トライ!
前半から自分たちの持ち味や練習してきたことを存分に示せた。
トンガのミスやペナルティに救われたといった記事があるが、
そんな単純なものではない。
ジャパンがプレッシャーをかけ続け、ブレイクダウンもタックルも前に出るDFも
激しく繰り返したからこそ、トンガのノッコン・パスミス、
ペナルティーにつながったのだ。そこを見逃してはならない。
それでもジェイミーHCの評価は、後半終盤のミスタックルや
アタックでも何本もチャンスを取りこぼしていることから
(総合的には)「50点」と引き締めた。そして
パリ郊外で行われるフランスとの一戦は異なるレベルになるだろうと警告。
リーチ主将は「フランスはトンガの2倍以上強い。成長した部分を
ぶつければ自分たちの位置が分かる」と警戒を怠らない。
次はいよいよ本命のフランスだ。
リカバリーと次は90点以上を出せるよう準備してゆきたいところ。
怪我がなければ、トンガ戦同様ベストメンバーで臨んでほしい。
2016年のウェールズ戦の接戦を上回る好ゲームを制して締めくくりたい。