サンウルブズ2017 NZツアーとジェイミージャパン韓国戦
**
サンウルブズ初のNZツアーが始まった。
大敗も覚悟していたし、そのなかでのAT/DFをどれだけできるかに注目していた。
クルセイダーズの堅いディフェンスは健在だった。
何もさせてくれなかった。南島のラグビーは、派手さはないものの堅実でFWが強い。
そして、ディフェンスのプレッシャーはSRでトップだろう。スクラムも強かったが、
水たまりができるほどのピッチでは、サンウルFWもこらえられなかったようだ。
でも、全く想定内。全然悲観する必要なし!NZ勢と体を当てて学んでゆくことが大事。今年のNZツアー後の試合や来年のオーストラリアカンファレンスに生かしてゆけば良いのだ。
NZツアー第2戦のハイランダーズ戦は、気を吐いた!
堅守のハイランダーズから2トライを挙げた。
CTBマット・ファデスには何度もやられたが、サンウルブズAT/DFが機能していた。
スコアーは15-40で負けたが、25点差とアグレッシブなプレーは合格点といえる。
サンウルブズは力を出し切り、次につながる敗戦となった。
一方で、韓国戦は全く対照的だった。
日本代表は韓国代表を47-29で下したものの、連係ミスや甘いタックルが目立ち、
韓国は後半のキックオフでボールを確保、つないでノーホイッスルトライ。
最後あと数十秒というところで、敵陣ゴール前から自陣ゴール前まで運ばれて
トライされるなど、目を疑うような試合内容だった。
韓国相手に1対1で負けてタックルやディフェンスの連携が弱かったが、
見落としてはいけないのは、韓国のオフロードやATとDFスピード、
ラン、フィジカルなどが去年よりグレードアップしていたこと。
秩父宮では、基本を修正して、代表というプライドを持って目指しているチームプレーを示してほしい。
あと、大学生やトップリグチーム一、二年目など「若手」のほうが
活躍していたので、サンウルブズに所属する選手やトップリーグ選手には
後輩やチームに励みとなるプレーを期待する。