10/28 世界選抜戦 試合内容と課題
結果は、27-47で日本代表の負け。
まずは両チームスタメン。
日本代表。
世界選抜。
前半31分、相手ゴール前に攻め入るとSO田村がフェイントで1人かわしてゲイン、サポートしたFB野口竜司がゴールポスト下に飛び込んでトライ、日本代表は13-14と1点差に。前半終了。
ハンドリングエラーや不用意な後ろへのパスでDFラインを下げられることも多く、
ヒヤヒヤすることもあったが、キックなどでリカバリー。
前半は攻撃面はまぁまぁ。DFラインを早く押し上げてつぶす意図は見えた。
だが、後半は早々からDFラインの乱れを
LOスナイマンや藤田やSHのスターズェーカーに抜かれ、
2,3回つながれてトライまで持って行かれた。
スナイマンの突破の時のDFライン。
藤田突破の時。
この後も、センターライン付近で穴の開いたDFラインに
スターズェーカーが走りこんで、ゴールライン近くにまで運ばれる。
外側も空いているように見える。
DFが一人飛び出しては抜かれることが度々あって、
それがほとんどトライまで持って行かれた。
これではザルと同じ。
新しい高速DFを試しているが、まだまだこれからというところか。
それと気になるのは、下の場面のように一番外にDFがいないのはなぜか?
リーチの頭上をパスで飛ばされるともうそこにDFはいないということが、
2回あった。いわゆる大外に誰もいないし、内側では
ラインのギャップを抜かれるでは、大量得点されてしまう。
後半に5トライ取られたが、そのうち3トライは防げたはずなので、
もう一度DFシステムを整理し実行できるようにして、
オーストラリア戦では、より良いDFを見てみたい。
田中、田村、山田などベテラン勢がケガで早々に抜けてしまったことも
想定外で不利となったところだろう。
また、雨で足元が悪く、ジャージが滑りやすいと
体重が重く大きくてパワフルな相手の方が有利。
日本のタックルにとって、素早い踏み込みや重い相手を
つかんで倒すためのジャージの滑りにくさは必須だ。
それもDFやタックルが弱くなったことの
一因といえるかもしれない。
最後のレメキの突破とヘルウブェの力ずくのトライは、
諦めずに取り切ったという点で、次につながるプレーだったと思う。
短期間で課題を修正できるか、オーストラリア戦が楽しみである。