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2019ラグビーW杯と2020東京五輪男女七人制ラグビーに向けて様々なラグビー情報を発信するブログ

10/28 世界選抜戦 試合内容と課題

結果は、27-47で日本代表の負け。

まずは両チームスタメン。

日本代表。

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世界選抜。 

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前半31分、相手ゴール前に攻め入るとSO田村がフェイントで1人かわしてゲイン、サポートしたFB野口竜司がゴールポスト下に飛び込んでトライ、日本代表は13-14と1点差に。前半終了。

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ハンドリングエラーや不用意な後ろへのパスでDFラインを下げられることも多く、

ヒヤヒヤすることもあったが、キックなどでリカバリー。

前半は攻撃面はまぁまぁ。DFラインを早く押し上げてつぶす意図は見えた。

 

 

だが、後半は早々からDFラインの乱れを

LOスナイマンや藤田やSHのスターズェーカーに抜かれ、

2,3回つながれてトライまで持って行かれた。

 

スナイマンの突破の時のDFライン。

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藤田突破の時。

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この後も、センターライン付近で穴の開いたDFラインに

スターズェーカーが走りこんで、ゴールライン近くにまで運ばれる。 

外側も空いているように見える。

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DFが一人飛び出しては抜かれることが度々あって、

それがほとんどトライまで持って行かれた。

これではザルと同じ。

新しい高速DFを試しているが、まだまだこれからというところか。

 

 

それと気になるのは、下の場面のように一番外にDFがいないのはなぜか?

リーチの頭上をパスで飛ばされるともうそこにDFはいないということが、

2回あった。いわゆる大外に誰もいないし、内側では

ラインのギャップを抜かれるでは、大量得点されてしまう。

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 後半に5トライ取られたが、そのうち3トライは防げたはずなので、

もう一度DFシステムを整理し実行できるようにして、

オーストラリア戦では、より良いDFを見てみたい。

 

 田中、田村、山田などベテラン勢がケガで早々に抜けてしまったことも

想定外で不利となったところだろう。

 

また、雨で足元が悪く、ジャージが滑りやすいと

体重が重く大きくてパワフルな相手の方が有利。

日本のタックルにとって、素早い踏み込みや重い相手を

つかんで倒すためのジャージの滑りにくさは必須だ。

それもDFやタックルが弱くなったことの

一因といえるかもしれない。

 

最後のレメキの突破とヘルウブェの力ずくのトライは、

諦めずに取り切ったという点で、次につながるプレーだったと思う。

短期間で課題を修正できるか、オーストラリア戦が楽しみである。