ラグビー情報発信ブログ

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ラグビー選手の移籍問題、プロ化の波をどうするのか

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ブルーズ戦で歴史的大勝を収めた日のメインニュースは、

ラグビー トップリーグの移籍制限、公正取引委員会が調査」。

少しがっかりしたが、これからのラグビー界にとって大切な事項だ。

少し前に「田村・茂野ら移籍組が出てきたことについて」で

意見を書かせてもらったが、出場試合の制限なしに「自由に」

移籍できるようにすべきだと思う。

場合によっては、給料面でサンウルブズだけでもやってゆけるようにすれば、

サンウルブズ専属の選手となることもできる。

報道の中で、畠山選手は「ワールドカップになんとか出場したいという思いで、

プロとして契約したりチームを移籍したりして環境を変えたいという選手は

多くなっている。今の時代だからこそ制度を変えていかなければ

ならないと感じている」と話す。

専門家は「新しい制度設計を」と同意する。

選手はチームを運営する企業の社員として終身雇用が前提で

第1に仕事、第2にラグビーという位置づけだったので、

企業がみずから育てた選手の移籍はできるだけ避けたい

という考えで今の制度が維持されてきたが、

「日本のラグビー界でもプロ化が進み、

野球やサッカーのようなプロ選手とこれまでのような社員選手が共存する

独特な形になっている。少なくともプロ選手の移籍を制限することは

法的に違法・無効と判断される可能性が高いと思う。選手やチーム、

ラグビー界全体の利益につながる新しい制度の在り方を考える時期に来ている」と指摘。

選手としては、プロ契約がいいのか、社員として終身雇用の方がいいのか

意見が分かれるところかもしれない。

この点についても「選手会」の今後の働きかけが大きく影響するだろう。

プロ契約後、引退してからの雇用や保障問題を具体化しなければならない。

トップリーグ自体をよりエキサイティングで、魅力的なものとし、

集客、収益増強してゆく必要がある。

課題山積であるが、既成を覆し、新しい制度や運営企画を決めて指導しなければ

日本ラグビー界の発展は途絶えてしまうように感じる。

個人的には、以前に書いたとおり、トップリーグの国際化を

視野に入れてもいいのではないかと思う。