フランス戦、勝ちに等しい引き分け
惜しかった。もう一息で勝てた。
しかし、引き分けということは「負けなかった」ということ。
フランスHCが言う通り、試合内容はジャパンの方が優れていた。
よくやったと思う。
フランスよりタックル成功率が勝っていたし、
ポゼッションで上回りつつテリトリーも支配し、パス数で上回り、
ゲームのマネジメントも上手く進めた。あとは「勝ち切る方法」だ。
接戦でも落ち着いていたジャパンが素晴らしかったが、
競った試合を決めきるサインプレーなどオプションが必要。
後半で疲れが足に来ていたと思うが、ゴールキックやセットプレーからの
決め手を成功させてほしかった。ドロップキックでもオフロードパスでも
勝ち切る方法になる。
とはいえ、データでこれだけ圧倒しながら勝てなかったのは、
ミスが多かったから。ミスでボールを失ったボールロストは15回。
チーム状態の悪いフランスの14回より多かった。
精度を欠くプレーや判断のミスもあった。
この辺りはこれからさらに詰めれば修正できる。
本当に惜しい!
あと、ラッシュDFだけでなく、
ウェールズ戦でやっていたフォースバックインDF
(外から内へDF)も見られた。
あとは、サンウルブズで勝負所で決めきる力をつけていってほしい。
12/4はサンウルブズのメンバー発表。
どんなメンバーになるだろうか。他チームからの
有力選手の補強も示唆されていたし、楽しみだ。
新任された横浜DeNAベイスターズの前球団社長の池田純CBOは、
2019年以降5年以内に優勝できるようなチームにとのこと。
ラグビー文化や楽しみ方も提示しながら、
ファンも共に頑張ってゆきたい。
No.8のピカモールのノッコンを誘ったラッシュDF。
前半のゴール前、田村の素早いタップパスを受けて堀江がダイビングトライ。
からの、ガッツポーズ!(別角度からのカメラから見ると五木ひろし風のポーズに)
後半2分、ラファエレのノーホイッスルトライ!
日本代表戦でのノーホイッスルトライは久々ではないだろうか?
(日本でのスコットランド戦のトライ以来か?)
しかもアウェイでフランス相手に。
ほんと、よく頑張っていた。
後半からの田中も、予想どおり上手くはまった。
ミスもあったが、今年のジャパンの集大成といっていいだろう。
オーストラリア、トンガ、フランスの3連戦で、日本はタックル成功率が81%と低かった。強豪国は同じ秋の連戦で平均87%前後。少なくとも85%以上にはしないと、接戦で勝ちきれない。もう1つはスクラムなどセットピースの成功率。日本は87%と9割を切っている。スコットランドやアイルランドなど強豪は90%以上。ここを同程度まで引き上げる。さらに、ボールロストの回数を1ケタに抑えること。